20217/2
整体院の独立店舗を開業する際に知っておきたいポイントとは?
目次
整体院を開業する際に持っておくと良い資格
整体院の開業に際して必要になる資格は特にありません。しかし、何も知識がない状態で開業しても患者の身体の悩みを解決することは難しいものです。ここでは、整体院を開業する際に持っておくと良い資格についてご紹介します。鍼きゅう師
鍼きゅう師とは、鍼やお灸を使ってあらゆるツボを刺激する技術を持った専門家のことで、身体の血流を促し、身体の不調を改善していきます。鍼きゅう師の資格を取得するためには、3年制もしくは4年制の専門学校を卒業し、国家試験に合格することが求められるのです。カイロプラクター
カイロプラクティックとは、日常生活で生じた骨格のゆがみを調整し、神経の働きを回復する療法のことです。日本ではカイロプラクティックの国家資格はなく、整体などと同様に法的根拠がない「医業類似行為」に分類されています。カイロプラクティックを目指す人を対象とした講習会を実施している施設や団体もあるため、講習で知識を吸収するのも一つの手です。あんまマッサージ指圧師
あんまマッサージ指圧師とは、マッサージや指圧の技術を用いて患者の身体の不調を治す専門家のことです。東洋医学の考え方がベースとなっており、「揉む」「押す」「さする」ことで血流を促し、身体の不調を取り除いていくもの。あんまマッサージ指圧師の資格を得るためには、厚生労働省が指定した専門学校や養成施設を卒業し、国家試験に合格することが求められます。整体院を開業する際の流れ
実際に整体院を開業する際はどのような手順で進めていく必要があるのでしょうか。ここでは、整体院を開業する際の流れについてご紹介します。①事業計画書を作成する
事業計画書とは、事業内容や店舗の経営戦略、収益の見込みなどをまとめた資料のことです。整体院の開業を目指している方の中には、金融機関からの融資を検討している場合もあるでしょう。 事業計画書を金融機関に提出することで、融資の手続きをスムーズに行いやすくなるメリットがあります。事業計画書に決まった書式はありませんが、「事業を行う目的(将来ビジョン)」「事業内容(コンセプト)」「売上・利益予測」「資金繰り」の項目はマストで入れておくのがベターです。②開業資金を調達する
整体院の開業資金を既に用意している方が別ですが、そうでない場合は金融機関に融資を求める必要があります。そもそも融資とは、金融機関から個人や企業への資金の貸付のこと。 融資を受ける場合は、融資額に加えて完済までに発生した利子を合わせた金額を返済することになるため、注意が必要です。融資をしてくれる主な金融機関は、銀行や日本政策金融公庫、信用金地方自治体の制度融資などが挙げられます。③物件を契約する
融資が決定したら、店舗となる物件を探しましょう。店舗用の物件は不動産サイトに掲載していないこともあるため、希望するエリアにある不動産屋に直接足を運ぶことで、より多くの物件を紹介してもらえることも。店舗の立地を選ぶ際のポイントについては、後ほど詳しくご紹介します。④備品を購入する
物件契約が済んだら次はいよいよ備品購入です。整体院の運営で必要になる備品は、診察台やバスタオルといった診察で扱うものだけではなく、印鑑や領収書といった事務用品や掃除用品も必要になります。なるべく初期費用を抑えたい方は、中古品専門店やフリーマーケットアプリなどで備品を探してみるのもおすすめです。店舗の立地を選ぶ際のポイント
自店舗を開業するからには、成功させたいと誰もが思うもの。店舗でもっとも重要な条件は立地です。ここでは、店舗の立地を選ぶ際のポイントについてご紹介します。人が集まりやすい場所を選ぶ
店舗の周辺が常に賑わっている繁華街だったり、ターミナル駅の近くだったりする場合、多額の広告宣伝費を費やすことなく、多くの人に対して認知拡大をすることが可能です。「営業時間内に自店舗のターゲットとなる顧客層が集まるか」「店舗の看板は通行人の目に留まりやすい位置に掲載できるか」といったポイントを考慮することで、集客に困らない店舗になる可能性が格段に高まります。周辺の競合店舗を調べる
自店舗の商圏が素敵な土地だったとしても、競合店が多かったら…。開業を検討しているエリアに整体院がいくつかあったり、評判の良い整体院があったりした場合、その土地で新たに自店舗を持つのは失敗するリスクが高くなってしまうでしょう。競合店の規模やサービス内容などを確認し、どのくらいの影響がありそうなのかといったことを事前に調査することをおすすめします。実際にその土地に足を運ぶ
開業を希望するエリアや物件が具体的に決まっている場合、実際にその土地に足を運んでみることも大切です。開業を検討している物件は通行人の目に留まりやすいのか、店舗の周りの環境はどのようになっているのかといったことを確認しましょう。通行人の目線になって歩いてみることで、不動産屋からの案内だけでは気づかなかったようなことが見えてくるでしょう。必要なポイントを押さえて整体院を経営を成功させよう
今回は整骨院の独立店舗を開業する際に知っておきたいことについてご紹介しました。整骨院の開業は資格が必要ないとはいえ、息の長い経営を続けるためには競合店舗にはないスキルやサービスが求められます。立地の良い店舗を選ぶためには、不動産屋の話を鵜呑みにするのではなく、実際にその土地に足を運び、自分の目で確かめることが大切です。今回ご紹介した内容を参考に、整体院の経営を成功させましょう!たった3分で歪みが整う施術で3ヶ月先まで予約が埋まるリピーターが絶えない整体院になれる!!